2012年4月26日木曜日

「新入生誓いの言葉」を紹介します。

こんにちは、臼井です。羽黒の桜もようやく見ごろを迎えましたよ。気分も上がりますね~
さて今日は、入学式の様子をアップしたときに紹介しました、今年度の「新入生誓いの言葉」全文をご紹介します。



昨年度の記録的豪雪に埋もれていた土が顔を出し、春を感じさせる草花がほころびようとしているこの日、この羽黒高等学校に入学できたことに感激しています。

私がこの高校を志望したのは、多様性に惹かれたからです。さまざまな学科からなる総合高校である羽黒高校では、全く違う目標を持つ生徒が、それぞれの勉強をしています。その中で、自分自身の目標を持って励むことは、人生の中で大きな財産になると思い、ここで学びたいと思うようになりました。しかし、私は、入学を決めるにあたり、家族と意見が食い違い、毎日のように喧嘩した時期もありました。何度も話をして、やっとのことで認めてもらった入学です。高校は義務教育ではありません。それでも高校へ行かせてくれた家族への感謝を忘れず、どんなことがあっても決して諦めず、目標に向かって努力し続けます。自分で選んだこの道を歩みだした今日の想いと、羽黒高校の生徒としての誇りを、三年後、この学び舎を巣立つ日まで忘れません。

ところで、入学性の皆さんは、桜の木をよく見たことがあるでしょうか?花ではなく、「幹」をです。私は先日、近所の公演を歩いていて、あることに気づきました。桜の幹をよく見ると、表面にはしる傷のような割れ目がたくさんあります。調べてみると、この割れ目は、木が大きく成長する時に、表面が割けてできる傷なのだそうです。成長する時期は痛みがあり、それでも幹を太くして花を咲かせるのです。人間にとって、幹を太くする成長期は高校時代だと思います。一番痛みがともない、悩みも多い時期ですが、その先には必ず花を咲かせることができると信じています。それぞれが花を咲かせられるよう、三年間、一緒に切磋琢磨していきましょう。


最後に、私たち入学性にとって、今日は忘れられない素晴らしい入学式になりました。先生方、先輩方、家族には、これから頼ることも多いかと思いますが、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

平成二十四年四月八日 新入生代表 成田明未



はきはきと、そして丁寧に繰り出される彼女の一つ一つの言葉に、心を揺らされました。目標に向かって近道でも遠回りでも進んでいってほしい。最後の最後まで応援しますよ!これからが楽しみです!

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